進化とは、1%の勇氣の積み重ねである
May 16, 2025

こんにちは。
秋谷です。
僕は今でこそ、
多くのアスリートや患者さんの「からだづくり」をサポートさせていただいていますが、
最初から“できる人”だったわけではありませんでした。
柔道整復師の資格を取得したとき──
正直、僕は何もできない「ただの資格取得者」でした。
学校の成績は上位で卒業しましたが、(努力したんです(笑))
でも、いざ現場に出てみると、臨床ではまったく使い物にならなかった。
「勉強」と「現場」の違いに愕然としたのを、今でも覚えています。
臨床では、赤ちゃんみたいな存在だった僕。
師匠の技術をメモに取り、
良いと思うものは全国を飛び回って学び、
世界のセラピストのアプローチを研究しに海外にも足を運びました。
赤ちゃんが園児になり、小学生、中学生、高校生、そして大人になっていくように──
昨日の自分に1%でも勝つための努力を、ずっと積み重ねてきました。
なぜ、ここまで努力を続けられたのか?
それは、僕が「不知の自覚」を持っていたからです。
不知の自覚とは?
「自分が知らないことを自覚すること」
学べば学ぶほど、新たな疑問や課題が出てきて、
その答えを追い求めていく。
それを繰り返していると、
あるとき氣づくんです。
「点と点が線となり、線と線が面となり、面と面が立体をつくる。」
そしてその立体は、
自分が本当に理想としていた“形”になっていく。
「あれ? 今自分が考えてることって、もしかして…
まだこの世の中に存在していない“カタチ”かもしれない。」
そんな領域にたどり着いたとき、
もう“周り”と比べることは一切なくなります。
「昨日の自分に勝つ」
「理想の形を形にする」
そこだけに集中できるようになるんです。
「この理想が叶えば、あの人の力になれる」
「この仕組みが形になれば、こんな人が救われる」
それが、僕のエネルギー源になっています。
最初は、自分なんて全然ダメだと思っていた。
でも、悔しくて、負けたくなくて、
毎日努力をしていた。
それがいつの間にか、
“昨日の自分に勝つこと”が目的になっていた。
今では、患者さんやアスリートからよくこう言われます。
「秋谷先生が日々頑張っているから、私も頑張れます」
いつの間にか、自分の“証明”が、
まわりに光を与え、背中を押す存在になっていたんです。
僕がサポートしている人たちに共通していること。
それは、
「昨日の自分に1%勝てる人」であること。
1%の変化に氣づき、
今日の1%の行動を大切にする。
だから、進化する。
でも反対に、鈍感な人ほど──
大きな成果ばかりを求めて、
1%の努力に氣づかない。
ただやっている“つもり”で、変化が起こらない。
結果が出ないことを悔やみ、
「魔法の薬」を求めてしまう。
いきなり赤ちゃんから大人になりたい、そんな感覚です。
これが、「無知の知」。
つまり──
「自分が知らないことを、知ったふりをしている」状態。
自分の身体のことを、
自分の人生のことを、
「わかってるつもり」で過ごしている。
あなたは、「無知の知」として生きますか?
それとも──
「不知の自覚」を持って生きていきますか?
答えは、あなたの呼吸が教えてくれます。
今日の呼吸は、
昨日より1%でも“楽”にできていますか?
毎日1%の行動をしていると、1年後には約37.78倍の成長
1日1%ずつ退化した場合、0.99とほぼゼロになってしまうという衝撃の数値。
自分自身のからだを知り、自分自身の想いをつなげていこう。
あなたは、唯一無二の存在です。
そして、
あなたがいるからこそ救われている人がいる。
そのことを、どうか忘れないでください。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
秋谷より